君依存症

結局奢ってもらっちゃったし

ま、ラッキーっつーことで笑

「遥陽のそれうまそーやな?」

え、まさか…

「一口くれへん?」

はい来た〜。

奢ってもらってるし断ったら、アレだよね??

くそぉー。

しょーがない。

「あ、はい、どぞー」

「お、ハルちゃんやっさし〜♫」

「いっただっきまーす♫ん!うんま♡」

あー、食べられてしまった。

なんで、知り合って間もない人と間接キスしなきゃいけないわけー?

ま、別に気にしないからいいけどさ?

「俺も食う。」

はーーー?!?!?!

「おー!涼介珍しいな!」

断れないジャン。。。

「はい、どぞー。」

「ん、さんきゅ。ん、うま」

え、ちょ、今笑った?

笑ったよね??

可愛いって思った自分がいたんだけど

おー、ギャップって素晴らしいね

「ハルちゃん笑ってる?笑」

「笑ってない!!!」


「涼介俺のも食うか〜?」

「ん、いらね」

「ガーン!俺のは食えんてゆーのやな。シクシク。俺は悲しいで〜」

「うっざ。」

「あははは笑笑」

「仲良しさんですね!お二人は〜♫」

「せやろ?小学校からずっと一緒やねん♡」

「へえー!すごいですね♫私とハルちゃんみたいですね〜」

「お、遥陽と君も同じなんか〜!」

「ん、まぁ…」

やっぱり苦手だよこーゆー人。

ま、人気だっていう理由はわからなくはない。

だってさ、

たつき先輩とやらは

明るくて、元気で、フレンドリーで、

イケメンで、長身で

モテない訳がないよね。


りょーすけせんぱい。

クールなのがいいのかな?

ま、長身でかっこいいからかな??

わかんない…

まあ、別にいっか。







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