雷獣
小さな橋を渡りさらに奥に進むと1枚の扉があった。

”コンコン”
ドアをたたいても開くわけでもないし、誰かが出てくるわけでもない。

思い切って扉を開けることにした。
扉を開くと中には広い部屋が広がっていた。
真ん中には大きな木目調のテーブルと椅子が3脚
両サイドには4人横並びで座れるんじゃないかってぐらい大きなソファー。
他にも奥にカウンターキッチンがあるようで
白と茶で統一されている落ち着いた空間だった。

「おはようございます.......」
とゆっくり部屋の中へ入る。

”パタンッ”と音がして誰かがいると思った。
カウンターキッチンの奥から出てきた人は片手にマグカップをもって出てきた。

「おはようございます......」
私のあいさつにコクンと頷く人。


私の記憶が正しければこの人は昨日は会っていない人。
警戒をしていると飲み物を飲みながら右手で1つの扉をさし
「2人ならそこで寝てるよ、見てみたらいい」とボソッと話す男性。
勝手に見るのは申し訳ないと思ったが知らない男性2人きりで不安もあるので
小さくノックをしてから扉を開けさせてもらうとベットが3つあり両端のベットで2人が寝ているのを確認し
知っている人がいることにホッとする。

起こさないようにそっと扉を閉めて
教えてくれた人にお礼を言う
「ありがとうございます。すみませんいくつかお聞きしていいですか?」

無言でうなずく男性。
先ほど見た大きなソファーを指差し座りなよ。と言ってくれたので遠慮がちに端に座らせてもらう。
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