雷獣

「ごめん。ぼーっとしてた。迷惑かからないなら行こうかな。」

「迷惑なんてことないよ。」
そういい笑顔を見せてくれる拓哉。

それが本心と受け取れない自分。

いつの間にか学校につき教室につきしばらくして体育館へ移動。
校長先生の長い話を聞いて教室に戻り、担任の東先生から冬休みのことについて話があり
いつの間にか終わっていた。

「行くぞ。」
上から声がして岳人が目の前に立っていた。

「あぁ、うん。」
席を立ち岳人に続けて歩く。
周りはガヤガヤうるさいのに、シーンとした空気に居心地の悪さを感じる。

「何考えてるかわかんねーけど、勝手にいなくなったりすんなよ。2度目はないからな」
そういう岳人の優しさを少し感じ小さく返事をした。

校門を出ると先に集まっていたのか風翔が駆け寄ってくる。

「遥香、大丈夫?具合悪いとかない?心配してたよ」

「心配かけてごめん。大丈夫だよ。」

「それならいいんだけど無理しないでね。」
そういいながら眉を八の字にする風翔に悪いことをしてしまったなと思う。

「全員揃ったから向かいますか」
そう言って洸希が待ってくれている車に向かう。



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