タイガーハート

「ちょ、伏見、待っ『小虎はずるい…っ!』
伏見の必死な声に遮られる。

抱き締める手に力が入る。
『こんなに、小虎でいっぱいなのに…っ』



『いっつもあたしは小虎に振り回されてる… 

こんなにも…好き…』

絞り出される言葉達。

照れ臭さと、皆からの視線に
耐え切れず視線を落とす。


すると、その手元。
緑のランプが目に入る。

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