俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


頭の中で自問自答した末に、彼に対するイメージが180度変わった私。



思いがけない優しさに感動して、目を潤ませていたら、


風原さんが「あ゙?」と片眉を吊り上げた。



「なに泣いてやがる。泣く暇があるなら、さっさと食え。

痩せた分の脂肪を取り戻せ。


まったくお前は、忙しくもないくせに、体調管理さえできないのか。


急に痩せたら、視聴者に怪しまれるだろ。

番組内にイジメやハラスメントがあるのかと、変な噂が立つ。

モーニング・ウインドに傷を付けてくれるなよ。ったく……」




その言葉に、涙はすぐに引っ込む。


彼が心配していたのは私ではなく、番組のイメージだった。


感動の涙を返して!と訴えたい。



全ては私の勘違いで、やっぱり風原さんは風原さんだったとオチがついたところで、

言われたことはもっともなので、お弁当をいただくことにした。



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