俺様御曹司の悩殺プロポーズ
 


あれは『よさこいソーラン祭』の出来事。


毎年6月上旬に札幌で行われているこのお祭りは、

揃いの衣装で鳴子を手に持ち、ソーラン節をアレンジした楽曲で、街やステージで踊り歩くというもの。


大会形式にもなっているので、各チームの白熱した演舞に、毎年大いに盛り上がる。



そのお祭りでリポートをしていた私は、やらかしてしまったのだ。



飛び入り参加可能のチームに混ぜてもらい、見よう見まねで踊りながら、リポートするというお仕事だったのに、

スタジオから中継先の私にふられても、気づけなかった。



その理由は、楽しくなって夢中で踊ってしまったから。



激しく踊りすぎて、片耳につけていたイヤホンが外れてしまい、スタジオの声が届かなかった。



イヤホンが外れていることに気づかなければ、

慌てるスタッフが出している「中継しろ!」というカンペにも気づかない。



生放送で一言もリポートせず、ただ楽しく踊って祭を満喫するという、

非常に大きなミスをやらかしてしまったのだ。



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