迷い羊に連れられて
「色迷ってるの?」

「そう。青か緑で。」

「結衣緑で先生青でもいいんじゃない?先生青好きそうだし。」

「私もそう思ったの。でも、どうせなら同じ色がいいというか...。」



結衣は私が先生にお土産をあげることを知っている。

修学旅行中、寝る前に恋バナをしているときに話題に出た。



「んもう、見てるこっちが恥ずかしくなってくるって。可愛いんだから~。」



そう言いながら私の頭を撫でまわした。
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