告白作戦っ!
その時琉生が私を呼び止める。




「柚衣、ちょっと話があんだけど」


「何? 深刻な顔しちゃって」






私達は近くの公園のベンチで話すことにした。






「お前さあ、本当に草壁のことが好きなのか?」


「もちろん、大好き」


「あいつのどこがいいんだ?」


「とてもいい人なとこ」


「確かにいい奴なんだが・・・」


「何?」


「多くの女子に恨まれるぞ」


「それでもいいの。みんなの宝を奪ったようなものだから仕方ないと思ってる」


「そうか」


「それに私には沙耶ちゃんや野乃葉ちゃんがいるから平気」
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