*君じゃなきゃダメなの*

「「前!!!!」」











え?前……?



その瞬間




「「危ないっっ!!」」




私の目の前はもう真っ暗だった。






「ドンッっっ」

と鈍い音が廊下中に響いた。





誰かが、私にぶつかってきたのだ。










「痛ったぁ……」




薄々、目を開けると私の前に男の子が倒れていた。





「美桜!!!大丈夫!?!!」



咲が焦った様子で聞いてきた。





「私は大丈夫だけど……」
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop