隣の席の君
スーパーで買い物をしてマンションに戻ったら
エレベーターから嵐と明君が降りてきた
「明君もう帰るの?」
「何やってんの?」
嵐が冷たい視線を向けながら
怖い声で話しかけてきた
「え…冷蔵庫に何も…ないから…
えーと…買い物に…」
「黙って出て行くなよ」
「…ごめんね」
「まぁまぁ嵐、愛梨ちゃんも居た事だし
暑いし戻ろうぜ?」
「明君もごめんね」
明君にも謝ってから
エレベーターに乗り込んだ
嵐は私が持っていた買い物袋をさり気無く持ってくれた
玄関に入って明君が先にリビングに行ってるから
そう言いながら先に入ってしまった
すごく気まずい
「…出て行ったのかと思った」
「出て行ったりしないよ?
でも…心配かけてごめんね」
「今度から言って行けよな」
「うん、本当にご」めんね
そう言いかけたのにキスをされた
濃厚な長いキス
頭を押さえられて腰を引き寄せられて…
苦しくなって背中を叩いたけど
許される事がなくて…力が抜けてきた
もう…限界
そう思った瞬間ようやく嵐の唇が離れた
「はぁ…はぁ…」
酸欠になって息苦しくて酸素を沢山吸った
「黙って出かけた罰」
今度から絶対声をかけて出かけようと思った
嵐はリビングに入ると
ソファに座ってる明君の隣に何食わぬ顔で座ってる
私はまだ頭がよく働かなくてキッチンで立ち尽くしてた