ショータロー☆コンプレックス2
それに、体が熱に慣れて来たというか、フラフラする感じは徐々に治まって来ている。


それとも、そう感じているのは自分だけで、やっぱはた目にはかなり危なっかしい足取りなんだろうか。


そんな姿を見て、とっさに肩を貸してくれるんだから、辻谷はホント、根本的には悪いヤツではないんだよな…。


思わずキレそうになった数10秒前の自分をちょっぴり恥ずかしく思いつつ、辻谷に大部分体重を預けた格好で診察室の中へと歩を進めた。


「あらら、大丈夫ですか?」


スチール製の机の前の回転式の椅子に腰かけ、スタンバイしていた先生は、オレ達二人を見るなり目を丸くした。


しかし、オレも多分、かなり驚いた表情になっていたと思う。


先ほどの女性が言っていたように、目の前の先生は、とても50過ぎとは思えないくらい若々しかった。


まぁそれはオレが勝手に推測した年齢ではあるけれど、でも、そこは大体当たっているハズ。


しかし、先生はせいぜい40前後くらいにしか見えなかった。


顔全体がキュっと引き締まっていて、さすがに浅いシワはいくつかあるけれど、それを補って余りある、キメの細かい透き通るような色白の肌をしていて、しかもその質感はとてもナチュラルだった。


頑張って化粧品を塗りたくって作り上げたものとは一線を画する。
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