ギュッとしてバギー
バギーが負けた噂は森中に知れ渡り、
赤い象のマグマは森で暴れ回るのでした。
マグマが暴れるので動物達は困り果てていました。
だってあのバギーでさえ勝て無かったのですもの……
ドカーン!バキーン!
ドカーン!バキーン!
マグマが暴れると
動物達の巣が壊され、木が引っこ抜かれ、食べる物も無くなっていきました。
これ以上暴れられたら森の動物達は
おしまいです。
動物達は皆で話し合い、
森の長老である大猿のマントヒヒに
マグマに出て行ってもらうようお願いしました。
大猿のマントヒヒは言いました。
「マグマよ……このままお前さんが
暴れたら私等は死んでしまう。
どうか、この森を出て行ってくれぬか?」
マグマはニヤリと笑って言いました。
「爺さんがオレに勝つ事ができたら
出てってやるよ」
そう言って
ブォォオオオオオオオ!!!!!
マントヒヒに熱い鼻息を吹いて
飛ばしてしまうのでした。
「ヒィーーーーーーー!!!」
飛ばされたマントヒヒは大ケガをしたのでした。