月下美人が堕ちた朝
20060725am10:01
窓から射す日差しが、数時間前と違う。

ジリジリとフローリングの床を照り付け、全ての影を創り出す。

一噌のこと、あたしも太陽の熱で溶けて消えちゃえば良いのに。

なんて、悲観的なことは言わない。

そんなの、カッコ悪すぎるから。

あたしはベッドの後方に投げ捨てられたバッグを持ってきて、化粧ポーチを探る。

アヤねぇの家へ行くぐらいなら、素っぴんでも構わないけど。

今日は思いっきり過度なお洒落がしたい。

そうでもしなきゃ、外へ出る気になんてなれないから。

あたしは、この前スロットで勝ったときに購入したシャネルの化粧ポーチを膝の上でひっくり返す。

日焼け止め、ルナソルの下地とパウダーファンデーション。

ケイトのアイライナーは、高校の頃から愛用してる。

対して使いもしないのに、アイシャドーは二十色以上持ってる。
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