美味しいほっぺにくちづけて。
✩episode.6

どうしようもないくらいの気持ち

「うみ、起きろー」





口がとんがるほど頬を掴まれる。




まだ眠いよぉ・・・・



って、そうだった、空さんがいるんだよね!



私はムクっと起き上がると、目をこする。





本当に空さんがいた。





昨日は空さんはライブで、私は仕事で。




けど、空さんは夜行バスで会いに来てくれたんだ。





「空さんいつ帰るの?」





「ブっ、おはようの前にそれ〜?」




「あ、おはようございます。」




だって、あと何時間ぐらい一緒にいられる?




私は今日は仕事はオフな日だけど、



明日から大晦日まで休みなしなんだけど、ゆったりしたいけど、それよりも先に空さんと一緒にいたいよ。



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