一つだけ願いが叶うなら
冷たいコンクリートの上で体育座りをしていると騒がしい声が聞こえた。
『………ぃ……ぁ……い……』
聞き間違えだろうか………愛しい人の声が聞こえてくる。
殴られすぎて耳までおかしくなったのだろうか。
ドカーン!!!
そんなことを考えていると地下室の扉が吹っ飛んだ。
何が起こったか分からず、膝につけていた頭を上げた。
そこには息を切らした零央が立っていた。
『………ぃ……ぁ……い……』
聞き間違えだろうか………愛しい人の声が聞こえてくる。
殴られすぎて耳までおかしくなったのだろうか。
ドカーン!!!
そんなことを考えていると地下室の扉が吹っ飛んだ。
何が起こったか分からず、膝につけていた頭を上げた。
そこには息を切らした零央が立っていた。