一つだけ願いが叶うなら
零『愛叶!!!』


愛『れ……お…。』


零央は私の名前を叫ぶと力一杯抱きしめた。


愛『れ…お…逃げて…両親達が…』


零『もう、大丈夫だから!心配すんな!』


愛『え……?』


零『警察に捕まった…。』


愛『そっか………零央…ごめん…もう…無理みたい…。』


零『愛叶!おい!愛叶!』


そう、零央の声が聞こえたけれど私は返事をすることなく意識を失った。


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