大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。

こんなの間違いではない限り
有りえないわ。

「でも…好きでも無い女とは寝えへんやろ?
だって家政婦として雇っておいて
寝たら面倒くさいだけやん」

(うっ…)

確かに面倒くなるのは嫌だろう。
あの男の性格なら

なら何で私を抱いたの…?

「だけど、私を好きになる
理由なんて無いわ。
嫌われる理由ならたくさんあるでしようけど」

だから、余計に分からない。

「そりゃあ、その男が何を考えてるか
分からへんけど…ただええ方向とちゃう?
ギャフンと言わせるのは、かまへん。
私も協力したるさかい」

「だけど、復讐となるとべつやん。
あんた自身や美桜ちゃんを
傷つける事になるさかい」

「……。」

すみれの言葉が胸に突き刺さった。

復讐は、成し遂げても
自分らを傷つける事になるのは、
分かっていた。
だけど…それしか私に残されていない。

美桜を守るためと言い聞かせて

< 100 / 281 >

この作品をシェア

pagetop