大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
結局。私の意見を無視され
話しが進められてしまった。
「……。」
ちょっと何でこうなっているのよ?
気づくとアイツの部屋で
3人に居る事になってしまった。
ベッドで美桜は、キャッキャッと喜ぶ。
「ママとおじちゃんといっちょ
ママ絵本読んで~」
「はいはい…」
そう言うが、アイツが聞いているとなると
読みにくい。
チラッと見るとアイツは、横になりながら
「さぁ、読め」と言わんばかりに
ニヤニヤ笑っているし…。
「ちょっと私は、病人なのよ?
あんたが読みなさいよ」
ムカついたので絵本を突きつけた。
「はぁっ?
何で俺が読まないとならねぇーんだよ?」
「おじちゃん
絵本読むの…?」
美桜が、ひょっこりと覗き込んだ。
「……チッ」
舌打ちをするアイツ。
そして絵本を奪い取って行く。
あら、読む気になったのかしら?
思わずフフっと笑ってしまう。