大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「さっきから何だよ?
俺の顔をガン見して…」
ハッ!!
いけない、いけない。
あんまりすみれの言葉が引っかかり過ぎて
見つめてしまったわ!?
現在、夕食を一緒に食べている最中だ。
今日は、帰ってくるのが早いし。
「俺の顔を見つめるのは
勝手だが…惚れるなよ?
うっとうしいから」
はい!?
何を言い出すんだ?
この男は…。
「はぁっ?何でよりによって
あんたに惚れないとならないのよ!?
私…あんたみたいなのタイプではないし」
「そうか…偶然だな?
俺もあんたみたいな
ワガママなお嬢様って奴が嫌いだ」
ニコッと笑顔で言い切ってきた。
カチン!!
やっぱり…私が好きとか無いわ。
絶対に。
そして、私も一生
この男を大嫌いのままだろう。
「あら…そう。
それは、本当に奇遇ね」
笑顔で応えるが、火花を飛ばした。