艶麗な夜華
「バカだなお前…」


電話の向こうからはヤスのため息交じりの呆れ声。


「だって、叶わない恋なんだもん……


だからせめて、傍に居る事くらいは許して欲しくて、


でも……遠ざけられて……


百合花さんくらいの事をしなきゃ恭也の傍に居れないんだよ!!」



「お前の言っている事はわかったけど、


このまま黙ってるわけにはいかないだろ?


こんなの恭也さんにとっても百合花にとってもよくねぇよ。


言っておくけどな!恭也さんはこのまま足が治らなければ、


百合花と一緒になる事も考えている」



「えっ…」


「結婚する事も考えてるって言ってんだよ!」
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