艶麗な夜華
呆然とするあたしに彼が話す。



「なんだお前?飲みに来たのか?


ハッ悪いけどもう終わりだ。


こんな時間に女が1人でフラフラしてんな。


さっさと帰れ。素行の悪い女」



「ちょ、ちょっと、なんであなたが此処に居るの?」



「はぁ?俺の店だから。


この前言ったろ?人の店の前で泣いてんなって」



「そんな事言ってた?


っていうか!!じゃあビルのオーナーって、


土岐恭也って……あなたの事!!」




大きな声を出すあたしに、


彼は顔をしかめる。



「デカい声出すな下品女。


つーかお前か、さっき訳のわからない電話をしてきたヤツ。


賃料がどうとか」

< 63 / 700 >

この作品をシェア

pagetop