青色下校



窓から少し見える彼は、まだあたしと同い年くらいだろう…




それなのに
どーしてあんな引き付けられるような音を奏でるのだろう…





ずっと見ていると、彼がチラッとこちらを見た




バレたっ




焦って歩みを進める。

あと少しだけあの音色を聞いていたかったのに





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