ダンデライオン
「何でドッキリじゃないのよ!」

見覚えのあるその顔に、私はひっくり返りそうになった。

「おー、いい匂いがする。

タイミングがよかったな、これは」

忍兄ちゃんはのん気なことを言っている。

朔太郎はポカーンと口を開けて、マヌケな顔をしている。

「朔太郎!」

パン!

私は彼の目の前で手をたたいた。

「おおっ、あっ…おはようございます」

朔太郎が寝ぼけたことを言った。

今の時間はこんばんわだと言うツッコミは後でしよう。

「と言うか、忍兄ちゃんも忍兄ちゃんで何しにきたのよ!」

私は忍兄ちゃんに話しかけた。
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