雪恋~幼なじみとのクリスマス~
待て待て…落ち着け自分。

明日のことだけ考えればいいさっ!








アラームが鳴った。



用意したワンピに着替え、メイクも丁寧にした。


「これでよし!」


ピンポーン


「雪美ー!拓海くん、来たわよー。」

「はーい!」

お母さんが呼んだ。


雅人くんも一緒かな?


「行ってきまーす。」


玄関のドアを開けると、
拓海と雅人くんが立っていた。


「おはよ。」

天使かってほどのスマイルを朝からくれる雅人くん。

前に会った時よりも大人になってる。

「おはよ!」

私も挨拶を返した。


「行こ。」

無愛想に先に進む拓海。

ヤキモチやいてんの?


って、心の中で思いつつ、それは有り得ないなと思って考えるのをやめた。




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