雪恋~幼なじみとのクリスマス~
席は少し離れていたものの、視界に入る。

まるでわざと見せてるかのようで、イライラした。


「この場所、いいね。」

奈央ちゃんはそう言って、ニコニコしてたけど、

「そうだな。」

俺は逆。
全然いい席じゃない。

出て行きたいくらいだよ。


雪美が気になってしょうがない。でも、チラチラ見過ぎたら奈央ちゃんに悪いし。


「永瀬さん、口のところに付いてる。」

なに?

ふと視線を向けると、

雪美の口に触れてやがる。
殴りたくなる手を抑えた。

てか雪美も雪美で自分でやるとか言えよ。まず付けるな。

「どうしたの?怖い顔してる。」

「あっ、何でもないよ。」

すぐ顔に出るから、やっかいだな。



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