雪恋~幼なじみとのクリスマス~
いざちゃんと聞いたら、やっぱり辛いな。


「拓海、泣く女には弱いの知ってる?せっかくクリスマス行くことになったのに、行かなくていいの?」 

行くって、どこに?
追いかけに行くの?


「いい。行かない。」

「ふーん。じゃあ、俺と付き合おっか!」

じゃあって、なに?
どこからそうなるの?

「冗談言わないで。」

「冗談じゃないんだけど。」

「は??」

「拓海にやめとけって言われてけど、俺は好きだったっつーの。純粋に。こんなチャラってるけど、本当に好きだった。」

うわ。

本気?
達也くん、いつも女の子と一緒のイメージがあるから、恋愛なんてしたことなさそうだったし。



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