センチメンタル・スウィングス
「・・・・・・や!」

ガバッと上体を起こした私は、まず荒い息を整えることに専念した。
そして息が整った後、そっとソファベッドを出た。

「・・・和泉さん、いない」

のは当たり前でしょ!
なのに、目が覚めて彼がいなくて、置いてきぼりを食らったような気になって。

私が誰もいないキッチンの電気をつけて、グラスを取った、そのとき。

背後から和泉さんに抱きしめられて、ビックリした私は、危うくグラスを落としそうになってしまった。

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