センチメンタル・スウィングス
そういうわけで、賭けはなくなったも同然だったけど、3月3日の私の誕生日に、プレゼントをくれた朝。
「まだ賭けの時間は終わってないが。桃子、俺とつき合って」と、今頃的な告白をされて・・・。

改めて言われると妙に照れるなぁ、なんて思いながら、私は「はい」とお返事した。

その時から私は、彼のことを仕事時以外では、「慎矢さん」と呼ぶようになった・・・のは、「桃子には“慎矢”って呼んでほしいなぁ」と、彼に“お願い”されたから。

彼は年上だし、上司でもあるから、呼び捨てはさすがに抵抗があって・・・“さん”づけで呼んでいる。

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