センチメンタル・スウィングス
「桃子ー」
「はい?」
「いろんなことを経験して、一緒に思い出作っていこう」
「・・・うん」
「人っていつ、どこで死ぬのか分かんねーけど、“あぁ、こいつと一緒にいれて幸せだったなぁ”って思いながら死ねたら本望っつーか、最高の人生だと思うんだ」

彼のその言葉に、私は胸の奥が熱くなるほどジーンとしながら、「うん、そうだね」と賛同した。

「だから俺は、おまえが死ぬ時までおまえのそばにいたいし、逆に俺が死ぬ時まで、おまえには俺のそばにいてほしい」
「え・・」

これ・・・ってもしかして・・・。

私はつい立ち止まって、驚きの表情を隠せずに、穏やかな笑みを浮かべている和泉さんを見た。

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