【短編】甘い嘘
「・・・家、入ろうか。」


「うん。」





そういって二人で家に入った。


さっきみたいな、一人ぼっちの空間じゃない。



私の部屋の合鍵はまた、修也の手の中に戻った。









「・・・ねぇ、私のこと好き?」






まだ不安な私の心。


だけど言って後悔した。


ホントは嫌いだった、なんて言われたらどうしよう。


それこそホントに立ち直れないよ・・・。







恐る恐る顔を上げて、修也の瞳を見る。


修也はジッとこっちを見つめてた。


視線が交わったまま二人の間に沈黙が流れる。


しばらくして、修也が口を開いた。











「・・・愛してるよ。」
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