ハンバーガーと私とガールズラブ
 私は心の底から安心した。


 私はクラスで一人ぼっちになってしまったけれど、穂波ちゃんといた時間は楽しかったけれど、それでも、もう、穂波ちゃんに会いたくなかった。


 学食で、ラーメンを食べて、午後の授業を受けた。


 穂波ちゃんは放課後もいなかった。


 このまま、何事も無く過ぎるだろうか。


 私物が無くなったりすることを恐れたけれど、それも無かった。


 エリにも、誰からも無視されて、泣きたくなるくらい寂しかったけど、それでも平凡に一日が過ぎようとしていた。


 私は、弟の様子を見ようと、病院に向かう。


 荒井はどうでも良い。


 でも、穂波ちゃんが、弟に何かしてたら、私は絶対に許さない。
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