ハンバーガーと私とガールズラブ
 私はチーズバーガーを3つとコーラを頼むと、テーブルに座った。


 正直、お店変えたかった。


 だけど、チーズバーガーの魅力には勝てない。


 ここの店舗、ケチャップが若干少なめに感じて、私の好みにどストライクなのだ。


 まさに恥より団子。


 ん? 花より団子だったっけ。


 どうでも良いや。


 あと、3つも頼んじゃったのは、話長くなったら足りなくなるし、念のため。


 アイリが一緒にいるって思ったら、少しだけおなかが空いてきちゃったってのもあるけども。


 と思ったら、アイリはポテト食べ終わってて、シェイクをストローで吸ってた。


「とりあえず、話してよ。何が大変なの~」


 私は今までのことを話した。


 エリが荒井を好きだったのに、呼び出されて告白されたこと。


 無理やりキスされそうになって、こっぴどく振ってしまったこと。


 落とした財布を取りに言ってる間に、荒井が階段から落ちてしまっていたこと。


 スカートのボタンが壊れてて、荒井と一緒だったのにパンツが丸出しの状態と言う姿をエリに見られて、誤解されたこと。
< 117 / 166 >

この作品をシェア

pagetop