ハンバーガーと私とガールズラブ
 って言うか、ファースキッスもまだなのに、なんでこんなことに。


 私は沈痛な面持ちで授業を受けた。


 エリは、ほぼ無関心で、私を無視し続けている。


 お昼休みになったけど、私の周りには誰もいない。


 エリはさっさと教室を出て行ってしまう。


 私は、なんだか虚しくなって席を立った。


 寂しくて悲しいけど、それよりも、もう、何も考えたくない。


 教室を出る。


 っと、穂波ちゃんが私が教室を出るのを外で待っていた。


「先輩。今日もお弁当作ってきました。」


 穂波ちゃんは可愛いな、なんて改めて思った。


 純真で、優しくて。


 こう言う子に誘惑されたら、つい、手を出してしまうんだろうな。男共は。


 いや、待て待て、ちょっと幼すぎるか?


「どうしたんですか? 先輩?」


「ううん、なんでもないよ。ありがとう穂波ちゃん。」


 本当にどうしたんだろう、私は。


 悲しくて寂しくて、それなのになんだかどうでも良くて、変なことばっかり考えてる。


 本当にどうにかなってしまったのだろうか。
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