Successful Failure -短編集-




今日も終電よりだいぶ早い電車に乗れた。
そして、大手町で降り、東西線に乗り換えへと歩く。



その途中だった。



「あのー、ちょっといいかな?」



スタバを過ぎた辺りで急に後ろから声をかけられた。



振り返ると、そこには長い黒髪をなびかせる見覚えのある女性。
電車でいつも一緒になる女性が立っていた。



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