紙飛行機にのせて…
「二つめは、政人先生とのこと。」

「…は?」
カップを置く。


「なんかさ、険悪?が、ある気がするんだよなー。」


「それは、五十嵐詠一には関係ない。」
カプチーノを一気に飲み干した。


フォン♪

「僕だ。」
慎也のケータイが鳴った。

2件のメールがはいっていた。
そのうち、一件は父親。


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言い忘れてたが、琴美ちゃんは夢と現を彷徨っている状態だ。

それを助けられるのは、詠一君じゃない。


慎也…きっと、お前しかいない。

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とのこと。


もう一件は、

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慎也ちゃーん!
夕飯は冷蔵庫にしまってあるからね〜♪

レンジでチンしてたべてね♪

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小浮気さんから。


「何?彼女?」
横から、ひょこりと詠一が見てきた。

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