紙飛行機にのせて…
そして、立ち上がり、
そのまま、指導室を出ていった…


「おい!都月!」
竜也が呼び止めるのも虚しく、慎也はいなかった。


頭の後ろをかき、

「参ったな…あいつ。進路決定しないと…どうにもならないぞ。」
1人になった竜也は、そう呟いた。


(ほんと、あいつにゃ、ユーウツでおっくうだ。)
と、竜也は思った。


「さて!仕事仕事!」

竜也は、進路指導室を出て、職員室の隣のパソコン室へ行った。

求人表などの作成だ。


(都月。担任として心配させるなよ…)

作業しながら、ふと思った…


——————…

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