紙飛行機にのせて…
慎也は部屋に1度戻り、勉強道具をバックに入れ、スマホを手に取り、
下におりて、外に出た。

玄関の鍵をかけて、図書館へ…


***

図書館は、クーラーが効いていて涼しげだった。(慎也の部屋は、窓を開けてても熱風が来るだけ)


(古住に言われて、きたものの…)

「ねー、此処教えて〜」
古住が言ったことと、違ってた。


女子が…クラスメートじゃなかったのだ。いや、クラスメイトでも嫌いだが…


「ねぇってば〜。」

「…古住。どうゆうことだ!」


公共の場なので、なるべく小さな声で古住に訴えるかのように言った。

「あはは。ドタキャンされちゃって…男子、俺と慎也だけなんだよ。」

苦笑しながら、古住は言った。


「女子さ…別のクラスだよね?」


「女子もドタキャン。今いる女子は、たまたま、図書館に来ていたのと鉢合わせたんだよ。」

やれやれと古住は肩をおとした。

< 54 / 278 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop