紙飛行機にのせて…
病気には、もう…行ってない。


インターホンが鳴った。

「おーい、慎也!いる?」
彼は何のためらいもなく、玄関を開けた。


「おっす!しーんや!」

「なに?勉強してたんだけど。古住。」
来たのは、古住だった。


「そうか、邪魔したな!」

「用件ないなら…「わー、ちょい待ち!」
「…さっさと言ってくれる?」

「あんな、勉強会せぇへん?今から。」


古住は、慎也に電話を入れたが出なかった為、直接来たとのこと。


「ふーん、で?」

「せやから!暇やったら、図書館に来いや!あ、クラスの男子と1部女子やからな!」


古住は、そう言って帰ってた。

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