紙飛行機にのせて…
老人が多かった。


「おや、慎也くん。」

「こんばんは。」
軽く会釈する。

体を洗い流して、湯に浸かる。

「花火見たかぇ?」

「はい。」

「今年はすごかったの〜」


「はぁ。」

途中途中、勉強していた慎也は花火をあんまり見てない。

綺麗だったのは確かだが…

「お先に失礼します。」

浴室内を出て、着替え、家へと戻った…


——————…

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