彼女と彼岸花
出会い
「…る!璃瑠!お前今日用事あるんじゃねーの?」
「んー…まーさんおはよー。うん、用事あるー。」
いつもの朝。私は気だるい体をベットから起き上がらせた。
「早く起きろよー。俺も大学あるから先出るぞ?」
「うぬー。わかったよー。行ってらっしゃい」
ちゅっとおでこにキスをして出て行った、この家の家主は中山雅人(なかやままさと)
前のバイト先で知り合った2個上の先輩。
付き合ってると思うでしょ?
でも付き合ってはないの。
世間一般でいうセフレってやつですね。
私、八神璃瑠は特定の人を作るのが苦手です。
クズってやつ。
自分でもわかってるけど、優しい雅人に甘えてしまっている。
一人が嫌で寂しい時はまーさんの家にこうして入り浸っている。
優しいまーさんはそんな私を受け入れて合鍵までくれている。
まーさんにとっても都合がいいのかな?
んー。まぁそんなこと考えてもしょうがないかな。
なんて思いつつ、私は今日から新しいバイトが始まるので支度を初めた。
軽く化粧をして、髪を整えて準備完了!
今日もまーさんのとここようかな。
そんなこと思いながら家を出た。