ミオちゃんにキス!!

「ああ~!!ミオりん、ズッルイ!!私も私も!リっちゃん!」

「はいはい、ローズちゃんも大好き!」


ギュ~ッと抱きしめ合う。

ローズちゃん、あったかい。

ロボットだけど起動中だから、それなりに熱がある。


「ねえ、研究所にいたはずでしょ?なんで博物館にいたわけ?」

ミオちゃんの質問に私の耳がピクッと反応。

私も知りたい!


「ラクラミオアーラが研究所から脱走してすぐ、僕らは自己防衛システムを作動させてプログラムの強制終了を行いました」


ん…?つまり…?


「自分で電源切ったんだよ。一回停止すると起動させられるのはこの世でリっちゃん一人だけだからね。起こし方がわからなくて研究員はお手上げ。俺らは観賞用の人形と同価値になっちゃったから博物館送りにされたってわけ」


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