無限の青空
廊下に出ると、女共の鋭い視線を一気に浴びせられる。
…それで殺気を出してるつもりか?
しょぼ過ぎて、痛くも痒くもないんだが。
見事にスルーして、ぞろぞろと歩いて昇降口に向かう。
「てか、毎回毎回よくやるよな、あのパンダ女共。香水くさくて、失神するかと思ったわ」
「あははっ!確かに!」
伊吹と日向の言葉に、同意するようにため息をつく類は
「あの空間でよく、うとうと出来るよね響。その能力を、少し分けて欲しいくらいだよ。」
呆れたように言う。
「…別に平気なワケじゃねぇ。あんなのを、一々相手してたら、気が滅入る。」
響の言葉にも、若干の疲れが滲んでいる。