キライになりたい曲
「実際わるかったのは俺だし?」
「でも、凛冬の性格も気持ちもわかってたのに、
欲しがって、勝手に怒って
凛冬のせいにしたのは私だもん」
私は必死で話してるのに、
私が話しだしてから、凛冬はずっと笑ってる。
「お互い、自分の中だけで進んでたというか。
大事なことに限って口にしてなかったんだな」
その笑顔と、穏やかな声に、
私の心が凪いでいく。
何分前までかは、
冷たく鉄のように見えていた夜の海も、
今は星が溢れた夜空みたいにみえるから不思議だ。
なんだか簡単にまとめられてしまった気がするけど、
凛冬が言ってることが、
私達に足りてなかったことなんだと思う。
2人のことなのに、
いつも1人で完結させようとしてた。
だから、すれ違って戻れなくなった。
それが、過去の私達なんだ。