3日限りのルームシェア

救世主現る????

朝食が終わると樹は自室に戻った。
知香は樹が部屋に戻るのを確認するとソファーにドカッと座り
大きく溜息をついた。
「・・・全てにおいて疲れる・・・・」
朝食中もあんなキラキラスマイルで卵焼きを食べてくれちゃって
目もあわせられないってーの。
それに・・・
『うわ~。それ反則だよ・・・』
って・・・
マジでいってたのか、冗談なのか・・・
普通あんなイケメン
言われたら飛びあがっちゃって勘違いしちゃうじゃない。
知香は朝食の時の事を思い出し顔が真っ赤になる。

やさしくって・・・かっこ良くって・・・
知香の知っている樹像がまるで分刻みで崩れる。
とにかく残りの日数を何事もなく無事に過ごさなきゃ。

でも・・・もし・・もしも
いやいや・・・それはない・・・ないでしょ・・・
こんな私のどこに魅力があるんだ。
あったら今フリーなわけない。そう自分にいいきかせた。
「さーて、悩んでいても仕方がない。掃除でもするか!」
知香は立ち上がると部屋の掃除に取り掛かった。


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