あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。
「まおさーん!」
「クレア! 来てくれたの?」
訓練していた中庭に、パタパタと走り込んできたのは、小麦色の髪を持つ、天才魔術師のクレアだった。
「わたしも一緒に訓練していいですか?」
「もっちろん! クレアがいれば、心強いよ~! あたしより、経験豊富だし!」
「そんなことないですよ。 まおさんだって、魔女じゃないですか」
「うっ、それはそーだけど……」
まだまだヘッポコなんだもん!