スプリング×ラブ!
5分ほど歩くと、『みつる台6丁目』という看板があった。駅から反対方向に来てしまった証拠に、彼女はやる気をなくした。
歩いてくる途中に通り過ぎた小さな公園まで戻ると、誰も使っていなかったブランコに乗って、ぶらーんぶらーんと1人寂しく前後に揺れた。長い髪が風に揺れる。
そこに、小さい女の子たちが寄ってきて、
「お姉ちゃん、いっしょにあそぼ!」
と、スカートの裾を引っ張った。
すぐにその子たちの親が「こら!お姉ちゃんに迷惑でしょ!」とたしなめたのだけれど、春はいいんですーとにっこり笑って、子供たちにまざって遊び始めた。
「これ知ってるー?」
春がシロツメクサを摘んで、みんなに向かって振る。
「なあに?」
「なになにー?」
これをね、と春がいいながら、長い茎を器用にくるくると丸め、端を巻きつけた茎に通して固定すると、小さな指輪が出来上がった。
「じゃーん」
「わああ!!!!」
「かわいー!」
歩いてくる途中に通り過ぎた小さな公園まで戻ると、誰も使っていなかったブランコに乗って、ぶらーんぶらーんと1人寂しく前後に揺れた。長い髪が風に揺れる。
そこに、小さい女の子たちが寄ってきて、
「お姉ちゃん、いっしょにあそぼ!」
と、スカートの裾を引っ張った。
すぐにその子たちの親が「こら!お姉ちゃんに迷惑でしょ!」とたしなめたのだけれど、春はいいんですーとにっこり笑って、子供たちにまざって遊び始めた。
「これ知ってるー?」
春がシロツメクサを摘んで、みんなに向かって振る。
「なあに?」
「なになにー?」
これをね、と春がいいながら、長い茎を器用にくるくると丸め、端を巻きつけた茎に通して固定すると、小さな指輪が出来上がった。
「じゃーん」
「わああ!!!!」
「かわいー!」