スプリング×ラブ!
"I love you!"
「やっぱ観覧車ですかー!最後は!」

一行の前には、夜の闇に浮かぶ色鮮やかな電飾で飾られた巨大な観覧車があった。春は気付いてしまった気持ちについていくのに精一杯で、キレイな観覧車に感動する余裕がなかった。
そうこうしているうちに、自分たちの順番が回ってきて、1つ先のゴンドラに透夜と園田が乗り込んでしまった。

(「………亜依ちゃん……告白するのかな……するんだろうな。私は……バカだー……」)

「山口、乗らねぇの?」
「あっいや!乗る乗る!」

すぐ次のゴンドラが来たので、2人はそれに乗った。





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