Darkness love1
「お前…本当に言う気はねぇのか?」


「ない。言わないよ」


つかまれている手が熱い。


頭の中でサイレンスが鳴り響く。


止まらないサイレンス。


いつまで、鳴り続けるのだろうか。


本当は言いたい。


しかし、記憶が私を支配する。


苦しい。


苦しい。


苦しいよ…っ…!


『ピーポーピーポー』


頭に鳴り響くサイレンスが変わる。


まるで、救急車のようだ。
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