Darkness love1
「知、らない…よ」


私がそう言うと、そっかとリュウが微笑む。


けど、ジンの目は鋭かった。


疑っている。


「ちょっとー!ジンったら!もしかして私のこと疑ってんの?」


冗談めかしに言って見るけど、ジンの目の疑いから晴れることはなかった。


「本当に知らねぇか」


いつも通りの声色で言うジン。


「…仮に知ってたとしても、言わないよ」 


私は冷たく二人に言う。
 

ジンとリュウが少し目を見開く。


それはそうだろう。


だって、偽りの皮が少し剥がれかかってしまったのだから。

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