この気持ちに名前をつけるなら
その後、さおりも戻ってきて、四人で園内を回る。
蛇を首に巻いて写真に収まるさおりと私に、光太と坂下は目に見えて引いていた。
「男なのに情けないわね」
そう呟いたさおりは、ワニを捕まえて坂下にジワリ。
「馬鹿、かじられたらどうすんだよ」
「口にベルト着いてるのにどうやって噛むのよ」
「近寄るなよっ」
逃げようとするけど、人が多くて進めずにいる坂下をさおりがからかうように迫る。
「坂下とさおりって、案外仲良しだよね」
「仲良しっていうか……」
私の言葉に、光太は二人を目で追いながら苦笑い。
「坂下って、女子が苦手なんだって。初めの頃に私言われたんだ」
「……へぇ、」
「坂下がうちのグループにいるのも、何だかんだでさおりがいるからかも」
「……俺は違うと思うけど」
視線を二人に向けたまま、光太が呟いた。
「え?」
私が光太の顔を見上げる。